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出産後、想像以上にダメージを受けた体。その直後から始まる「母子同室」。
赤ちゃんと一緒に過ごせるのは嬉しいけれど、正直つらい。眠れない。泣き止まない。体も心も限界。
「全然休めなかった…」
「早く退院したい…」
「同室の他の人に迷惑かけてるかも…」
そんなふうに思ってしまうあなたへ。私自身の体験と、乗り越えるための工夫、そして入院中に実際に助けられた便利グッズもあわせてご紹介します。
目次
1. 母子同室、しんどくて当たり前な理由
①身体的疲労
出産直後の体はボロボロ。会陰の痛み、後陣痛、悪露、貧血…。
体の修復が必要な状態なのに、休む暇がないなんて、そもそも無理があります。
②精神的疲労
「赤ちゃん、生きてる?」と何度も呼吸を確認したり、
「泣き止まない…同室の人に迷惑かも…」と気を張ったり。
赤ちゃんを守るという責任感から、精神も常に緊張状態に。
③睡眠不足
1〜2時間おきの授乳やおむつ替えで、連続した睡眠はほぼゼロ。
睡眠不足が積み重なると、それだけで心が折れてしまいます。
④夜間に襲うネガティブ思考
昼間はまだマシでも、夜になると“負の感情”が大きくなります。
ホルモンの影響もあり、「泣き止ませられない私はダメな母親…」「この生活が一生続くの?」と涙が出てしまうことも。
2. 母子同室を乗り越える5つの工夫
①きついときは赤ちゃんを預かってもらう
②遠慮せずナースコールする
③「しんどい」と声に出す
④母子同室は家での予行練習と思う
⑤グッズを駆使して、休めるときに休む
次の章で、それぞれ詳しく解説します。
①きついときは預かってもらう
病院によっては「原則母子同室」でも、「疲れていたら預けられる」ことも多いです。
私も初日の深夜2時、授乳と泣き声で心が折れてしまい、ナースステーションへ。
「赤ちゃん、少し預かりましょうか?」のひと言に、涙が止まりませんでした。
お願いするのは甘えじゃない。
ママが休めること=赤ちゃんのためにもなることです。
ちなみに、母乳がよく出るようになってからは、胸がカチカチに張って夜間預けるのも難しくなりました。
だからこそ、預けられるうちに休むことは本当に大事です。
②困ったら、ナースコールしていい

泣き止まない、授乳がうまくいかない、赤ちゃんの様子が心配…。
どんな些細なことでも、不安があるならナースコールしてOKです!
私は「赤ちゃんが鼻をふごふごしてて、苦しそう…」と思って呼んだことがあります。
助産師さんはすぐに来て、ライトで確認してくれて
「大丈夫、鼻くそが詰まってただけ」と言ってくれました(笑)
「こんなことで呼ぶなんて…」と自己嫌悪にならずに、プロに頼ってOK!
退院後のことを考えても、今のうちにたくさん教えてもらっておきましょう。
③「しんどい」って口に出していい
出産や育児には「我慢が美徳」「泣くのは甘え」みたいな空気、ありますよね。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
私は入院中、何度もLINEで夫や友達に「もう無理…」って送っていました。
「そりゃ大変だよ」「よく頑張ってるね」と返ってきた言葉に、何度救われたかわかりません。
誰かに聞いてもらうだけで、心が軽くなることって本当にあります。
もし誰もいない、と思ったら…私のInstagramにDMしてください。
あなたの話、聞かせてくださいね。
④母子同室=家に帰った時の予行練習だと思う

母子同室って、「ママが24時間、完璧に赤ちゃんのお世話をする」時間じゃなくていい。
むしろ「病院という安心な環境で、育児の練習ができる時間」なんです。
私は、おくるみの巻き方や授乳姿勢など、わからないことは何でも助産師さんに聞いていました。
退院してから「これ、入院中に聞いておいてよかった~」と思うことばかりでした。
育児は、ママ1人で完璧にやるものではありません。
夫、家族、友達、地域、行政、そして便利なサービスやグッズ…みんなで支え合っていくものです。
⑤休めるときは、便利グッズを駆使してしっかり休む

赤ちゃんが寝ているとき、診察を受けているとき、預けているとき…
そんな“わずかなスキマ時間”をどう使うかで、心身の回復度が変わります。
私が特に頼りにしたのが、以下のグッズです:
🔹【蒸気でホットアイマスク(めぐりズム)】
目を閉じるだけでじんわり癒しの蒸気。入院中、電気を消せない夜でもリラックスできました。
私は柚子の香りが好きです。
🔹【入院中の愛用品:マイタオル】
病院の備品より、自分のタオルがあると安心感が全然違いました。
肌触りや香りが自宅を思い出させてくれて、「私の居場所だ」と落ち着けました。
🔹【ワイヤレスイヤホン】
音を出さずにリラックス音楽やポッドキャストを聴けて便利。
寝かしつけ中や夜の授乳の時、YouTubeの音声だけ聞いて気分転換に使っていました。
私の愛用ワイヤレスイヤホンはこれ↓
休む時間は自分から「取りにいく」くらいの意識でOKです。
ママが元気でいることが、赤ちゃんの安心に直結します。
さいごに:完璧じゃないからこそ、あなたは素敵なママ
「母子同室がしんどい…」「母子同室が不安…」と感じるあなた。
それは、あなたが手を抜いているからでも、育児が向いていないからでもありません。
むしろ、赤ちゃんを大切に思う気持ちが強いからこそ、心が疲れてしまうんです。
みんな、最初は初心者マーク。スタートラインは一緒です。
ひとつだけ、忘れないでください。
「あなたは一人で育児をするわけではない」ということ。
この文章を読んで、「私だけじゃなかった」と思ってもらえたら、それだけで私は本当に嬉しいです。
どうか、今夜は深呼吸して。お水を飲んで、目を閉じて。
そして、自分に優しい言葉をかけてあげてくださいね。
あなたの頑張りに、心から拍手を送ります。